週明けの日経平均株価は大きく値を下げ、約2週間ぶりに一時4万円を割り込んだ。東京証券取引所から中継。市場関係者は「アメリカ経済の悪化がまともに表れたのは今回が初めてだ」と警戒感を強めている。午前の下げ幅は一時900円を超え、銀行株を中心にほぼ全面安に。要因は先週末に発表された米国の雇用統計。7月の雇用者数の伸びが市場予想を下回ったほか、5、6月分が大幅に下方修正された。円相場も一時3円余り円高に進み、株価を押し下げた。景気悪化への懸念から米国が早期に利下げするのではとの見方が強まっていて、市場関係者は「米国が利下げすれば景気を支えることになる。日本市場もそれほどパニックにならないのでは」とみている。今月集中する自動車メーカーなど日本企業の決算で今後関税の影響がどう出るかなどに市場の注目が集まっている。
