水産研究・教育機構の冨士さんは、毎年太平洋をめぐってサンマの生態を調査している。豊漁だった頃サンマは夏になると北の海域に行ってエサをたくさん食べて大きく成長し、秋になると産卵のために日本近海に南下していた。2010年頃から温暖化の影響で冷たい海流の勢いが弱まり、エサの数が減ってサンマが小型化した。泳ぐ力も弱まり、日本にたどり着けないまま沖合で産卵するようになった。環境が悪く、無事に育つサンマの数が減っていった。サンマを獲る外国船も急増し、より手に入りにくくなった。冨士さんは、長いスケールで見たらいつか増えるとは思うがいつになるかわからないと話した。
