関越道を管轄するネクスコ・パトロール関東 所沢事業所。51人の交通管理隊員が高速道路の安全を守る。午後0時ごろ、反対車線に大きな物が落ちていると緊急無線が入った。かなり危険な状況のようで、覆面パトカーも現場へ急行していた。隊員も近くの料金所でUターン。本線への合流と同時に前方に安全な作業スペースをつくる先頭固定を行う。これにより、先に向かった警察官が大きな落下物を安全に撤去できる。先頭固定を始めて約5分、警察から落下物の撤去を完了し落とし主のもとへ向かうと連絡が入った。道路上の安全を確認し先頭固定を解除。落下物は長さ約170cmの鉄製ラックで、万が一車がぶつかっていれば重大事故を引き起こしたかもしれない。重さ約50kgの鉄製ラックを引きずって運ぶがパトロールカーに入らず、落とし主に連絡し取りに来るよう要請。落としたドライバーは40代・男性、仕事で運搬中だったという。鉄製ラックを縦に積み、ベルトの締め付けも甘かったという。高速道路に物を落下させると道路交通法違反により3カ月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金の可能性がある。それでも高速道路上の落下物は後を絶たず、取材2週間で45種類以上の落下物が回収された。NEXCO東日本エリアだけでも年間約9万件の落下物が回収されている。
