トルコで行われていたのはシェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台。主人公・ロミオが命をたったことで恋人のジュリエットは嘆き、自らも死を決意するという悲しいラストシーンのはずなのだが、聞こえてきたのはなぜか笑い声。舞台をよく見てみるとロミオのすぐ側に1匹のネコがいる。どこからか迷い込みそのまま舞台に上がり込んでしまった。悲しみに暮れるジュリエットの感動的な演技が行われるなかロミオの頭で遊び続けるネコ。これにはロミオも思わず笑みがこぼれる。最後は飽きてしまったのか台の上でくつろぎながら二人を見守った。閉幕後にはキャストたちの粋なはからいでカーテンコールにも登場。悲劇のシーンを一瞬で喜劇に変えた名演技にこの日1番の温かい拍手が贈られた。
