地元メディアによると、イギリス中部のバーミンガムではゴミ回収業者の賃金削減をめぐり先月から業者側が全面的なストライキを続けている。ストライキの影響で市内に約1万7,000トンのゴミが放置され、ネズミが大量発生するなど公衆衛生上の懸念が高まる事態となっている。こうした中、回収業者の労働組合は14日、賃金に関する市側の提案を拒否した。当面ストライキは続く見通しとなり、問題の長期化が懸念されている。バーミンガムでは一昨年、市議会が財政破綻を宣言し、公共事業への予算を大幅に削減するなど厳しい財政状況が続いている。