ネパールにはクマリと呼ばれる生きる女神がいて、幼い少女から選ばれるが願いを叶えたり病気を治すなどの不思議な力があると信じられているそう。カトマンズで毎年行われるインドラジャトラ祭ではクマリが山車に乗って街中を練り歩き人々に祝福を分け与える。クマリはネワール族の少女から選出されるが、幼い頃に家族や社会から切り離されてクマリの館で暮らさなければならなくなる。思春期を迎えるころまで生きる女神として館の中で儀式を執り行ったり、人々に祝福を分け与えて過ごすそう。元クマリの女性は古都パタンのクマリを9年務めたそうだが、人々に敬愛される経験は特別だが一方で学校に通ったり外で友だちと遊べない状況には戸惑いもあったそう。また身の回りの世話をすべて周囲の大人がやっていたため務めを終えた後に社会に戻るのは簡単ではなかったそう。女性は現在外資系企業で働いていて、クマリ引退後に大学を卒業するなどキャリアを積み重ねている。
女性のもとには後に続こうと若い世代の元クマリの女性たちが相談に訪れている。この日相談に訪れた2人の元クマリの女性は館で教育を受けることはできたものの社会復帰に苦労しているそう。8年前に務めを終えたという19歳の女性は現在大学生。今後は大学院に進んで経営を学び、自分のビジネスを立ち上げたいと考えているそう。現在クマリは教育を受けられるようになったり、家族と過ごせるようになるなど待遇が改善されつつあるとのこと。
女性のもとには後に続こうと若い世代の元クマリの女性たちが相談に訪れている。この日相談に訪れた2人の元クマリの女性は館で教育を受けることはできたものの社会復帰に苦労しているそう。8年前に務めを終えたという19歳の女性は現在大学生。今後は大学院に進んで経営を学び、自分のビジネスを立ち上げたいと考えているそう。現在クマリは教育を受けられるようになったり、家族と過ごせるようになるなど待遇が改善されつつあるとのこと。