30日、ドイツ・バイエルン州のスタートアップ企業イザール・エアロスペース社が開発したロケットが初めて打ち上げられた。発射台はノルウェー北部、悪天候のため打ち上げは何度も延期されてきたが、今回は良好で、ロケットは約20秒間上昇、その後落下して爆発した。しかし会社側はテストは成功で、多くのデータを収集できたとしている。この会社の宇宙ロケットは地球周回軌道への打ち上げ用。全長28メートルでアメリカのスペースX社のファルコンの半分しかない。地球を周回する衛星などの打ち上げを目的として初めてヨーロッパで製造され、ヨーロッパで打ち上げられるロケット。ヨーロッパ宇宙機関は今後さらに重要となるとした。イザール・エアロスペース社は次回の打ち上げに向けて取り組んでいる