米国・バイデン大統領はノーベル平和賞に選ばれた日本被団協について「歴史的な活動が評価された」と祝意を示した。バイデン大統領は13日の声明で日本被団協について「悲劇に立ち向かう決意と不屈の精神を体現し核兵器がもたらす壊滅的な人的被害の生きた証人として、数十年にわたって人類が耳を傾けるべき物語を語ってきた」と評した。今回の受賞決定は「核兵器が二度と使われないようにする歴史的な活動が評価された」と祝意を示している。一方、イスラエル・コーヘン駐日大使は自身のSNSで祝意を示しつつも、日本被団協・箕牧智之代表委員が受賞決定後の会見で、ガザ地区の状況に触れた点を批判した。箕牧代表委員が「子どもが血をいっぱい出して抱かれている。原爆投下後の80年前の日本と重なる」と述べたことに、「ガザと80年前の日本との比較は不適切かつ根拠に欠けている」と反論。