オスロからの中継。ことしのノーベル平和賞を受賞する日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の代表団がノルウェーに到着した。日本時間のあす授賞式に出席し、核兵器の廃絶などを世界に訴えることにしている。現地から中継。ノルウェーの首都オスロに到着した日本被団協の代表団は先ほど後ろに見えるホテルに入った。ロビーにあるクリスマスツリーには被爆者たちを歓迎するため日本被団協のシンボルマークの折り鶴が飾られている。日本時間のあす午後9時から行われる授賞式には30人が出席し3人の代表委員が登壇してメダルや賞状を受け取ったあと田中熙巳さんが演説する。演説で田中さんは5人の親族を亡くした自身の体験などをもとに核兵器の非人道性や被爆の実相を語ることにしている。代表団は今月12日までの滞在中、各国メディアの取材に応じたり、地元の学校で被爆体験を証言したりする予定で核の脅威が高まる中、核兵器の廃絶などを世界に訴えることにしている。