生物学などの基礎研究を支援する大隅基礎科学創成財団にここ数日、寄付の申し込みが急増。3日間で前年の申し込み総数を上回った。きっかけは希少がんで闘病し、今月亡くなった北海道大学の中山奏琉さんの「グエー死んだンゴ」という投稿。相手の言葉でショックを受けて死んだふりをする時などに使われてきた“ネットスラング”で、「成仏してクレメンス」と返信するのが約束。投稿を見たユーザーが香典として医療機関に寄付する動きが広がった。2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏は「若い人たちがこういう活動に賛意を寄せてもらえることが分かり、私たちにとっては最大のありがたいことだと思っている」と話した。
			
