- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ 伊集院光 ビビる大木 チャンカワイ 磯野貴理子 岡田紗佳 藤原丈一郎(なにわ男子)
日本のスゴさを再発見!!
伊集院は卵かけご飯の専門店にインバウンドの外国人が訪れ感動しながら卵かけご飯を食べる姿をみたことを明かした。欧米だと生卵の提供が禁止されている地域もある。
日本の良いところを各国の外国人にインタビュー。食べ物についての意見が多く、ミシュランガイドの星付きのレストラン数は日本の都市が3つランクインしている。東京は19年連続で1位を獲得している。
ミシュランガイドは覆面調査員が実際に店を訪問し評価している。日本食が世界に広まるキッカケは2013年の和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたこと。日本人が作る日本食がブランド化され収入が日本の2~3倍の人もいる。
今では「SURIMI」「PANKO」「YUZU」「SHITAKE」などのワードで通じる。SURIMIはカニカマを意味しフランスが消費量世界一と言われている。「OMAKASE」や「IKJIME」などの言葉も使われている。
水道水が飲める国は世界では9か国。どこに行っても飲める国は珍しく、浄化してない水を運ぶだけの水道も多い。北九州市上下水道局はプノンペンの水道事業を支援している。
食と並ぶ日本の凄いところはエンタメ文化。日本のアニメや音楽は世界中に影響を与えている。
世界で最も稼いでいるキャラクター。IP収益ランキングによると9位に少年ジャンプ。6位はスーパーマリオ。6位はアンパンマン。2位はハローキティ。1位はポケットモンスターで、総収益は921億ドルと言われている。
エンタメ産業は日本の稼ぎ頭だと池上彰は語る。海外での売上はここ10年で3倍にまで増えたという。最近中国で大人気なのが、地下アイドル。日本の曲を日本語で歌っているといい、新型コロナが収束後増え始めた。女性だけでなく男性の地下アイドルも増加。ライブハウスや小劇場も増えている。若者の就職難という理由もあるといい、若年失業率は18.9%。だったら就職しないで夢に挑戦しようという人も増えているという。
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今海外で日本文学がバカ売れ。2024年イギリスでは翻訳小説TOP40の約4割が日本作品。Japanese Healing FIctionという癒やしの作品が人気。イギリスの翻訳ベストセラー(2024年)(出典:NielsenIQ BookData)ではコーヒー、書店、猫などのどかなイメージの作品が多い。作者だけでなく翻訳家もすごい。1968年川端康成がノーベル文学賞をとったのは文章を自然な英語に翻訳する人がいたからだという。近年は国を上げて翻訳家を育成している。日本文学の人気が高まる中、最近、世界一クールな町が神保町に。東京・神保町は多数の古書店が並び、カレー店やカフェが人気。世界的なタウンガイドのTime Outは世界中の情報を集めてクールな町をランク付けしている。池上彰は「明星とか平凡とか昔のアイドルの雑誌がズラッと並んでいるところもある」と話していた。
ネガティブなことが話題になる日本だが、日本が世界に誇るすごいことがたくさんある。今や世界で当たり前のインスタントラーメンは日本生まれ。温水洗浄便座も日本生まれ。実は日本生のものについて磯野貴理子はカラオケをあげる。視覚障害者を誘導する点字ブロックは実は日本発祥で、世界初の点字ブロックは1967年に岡山県で誕生した。視覚的に情報を伝えるための図記号のピクトグラムも日本から世界に広まった。池上彰は、1964年の東京五輪に向けてピクトグラムが作り出されたと説明。たとえば一度は聞いたことのあるものだが世界約50カ国・地域で使われているのは、母子手帳。医療の情報共有を目的に自治体が発行しているもの。国際協力機構(JICA)の女性たちが各国の大使館を訪れ夫人たちに提案した。母子手帳は1948年から始まった。母子手帳を持っていると優先的にミルクや砂糖の配給をもらうことが出来たという。各国で母子手帳の形は異なり、タイではすごろく風に育児の経過を楽しむ。
日常的に使う日本生まれのものがある。代表的なものは二次元コード、液晶テレビ、カーナビなど。自撮り棒も日本発祥。一番最初に商品化されたのは40年以上前。1980年初頭にミノルタカメラが発売したエクステンダーで当時はカメラとは別売りで販売された。
世界で使われる日本生まれのもの。カーナビも40年以上前に日本で生まれたもの。当時はGPSなしでどう場所を特定していたのか。カーナビは1981年にホンダが開発。世界初のカーナビのホンダ・エレクトロ・ジャイロケータは、カーナビ専用の地図がついていて、目的地をペンで書き込み、自分がいる場所の地図を出し、手動で入れる。自分の一をセットすれば準備完了。ジャイロセンサーという装置でガスの流れで進行方向を調べて進んだという。価格も当時の値段で30万円で200台ほどしか売れなかったという。
日本はメイド・イン・ジャパンが世界で浸透しているがマニアックな技術も世界一。経済の複雑性ランキング(出典:ハーバード大学)の1位は日本。他国にマネできないような複雑な製品をどれだけ作っているのかというランキング。1995年の統計依頼日本は世界一位を継続している。たとえば、水族館のパネル、内視鏡、おむつの吸水ポリマーなど。海外に輸出が増えている全自動どら焼き機。どら焼きは海外でも珍しいのになぜ売れているのか。海外ではどら焼き機を使ってパンケーキやサンドイッチを製造している。最近大人気の日本製品がハンガー、トラクター、真珠、七輪。日本高級給ハンガーが機能性などから人気が高まり売上を伸ばしている。真珠は習近平国家主席夫人が日本産を着用し話題になり、10年で価格が3倍になっている。七輪は世界的にアウトドアがブームで、小型で使い勝手が良いと人気。さらにアメリカで売れているのが軽トラ。日本独自の実用性が評価されてKei Truckと呼ばれている。アメリカのトラックの輸入販売業者は、過去14年間でおよそ6300台の軽トラックを販売した、毎年販売台数が増えていると話す。ただし売れている乃愛h1990年頃に製造された中古車だといい、アメリカは製造から25年未満の車は安全基準が厳しく輸入しづらいという。
日本が世界に誇るシェア1位のものがミシン。ミシンの世界シェア上位」5社のうち4社が日本メーカー。池上彰は、世界のファッションブランドを影で支えているのが日本のミシンだと語る。今月閉幕を迎えた大阪・関西万博で最新型のMIRAIミシンがお披露目になっていた。従来のミシンは生地を縫い合わせるが、これは直接縫いたい場所を縫えるという。小さな糸を通したタグピンを裏に縫い込むことで縫い付けを可能にしている。これは自動車の縫製技術を応用したもの。中東の民族衣装の生地も日本製が1位。水を多く使う繊維産業は中東では生産を伸ばしにくいといい、日本などの輸入に頼っている。
日本食や製品がすごいだけじゃない。実はすごい日本。日本のすごいところは?外国人に聞いてみると「日本はとても安全 心配せずにどこでも歩ける」(ノルウェー)などの声があった。実はすごい日本の治安。自動販売機が町の至るところにあるのは驚きだという声が多かった。
実は自動販売機が道端にたくさんあるのは治安のいい証拠。日本は外に設置しても被害が少ない。さらに地下鉄に子どもが一人で乗車してきたのに驚いたという。子どもを一人にするのは海外ではありえないこと。海外で子どもを放置しないのは治安の悪さだけでなく、子どもを一人にすると虐待と考える国もあるからだと池上彰が説明。アメリカでは子どもを一人にできる最低年齢が法律で定められいてる。ドイツは子育て相談所が年齢に応じて一人にしてはいけない時間を定めている。イタリアでは14歳未満の子どもを放置すると懲役刑の可能性があるという。幼少期は中国で生活していた岡田紗佳は、小学生の時は一人で登下校していたと話す。中国は未成年保護法が2020年に改正されて、小学3年生未満は目を離した状態で一人にしてはいけないなどになったという。日本でも一昨年埼玉兼で虐待禁止条例改正案が出されたが、保護者から猛反発があり取り下げられた。
イギリスの人は東京・秋葉原で「夜に一人で歩き回らない」「他の国では観光客が出歩くとスリに合うかもしれません」などと話す。夜に女性が一人で出歩けるのは日本では足り前だが、海外では命に関わることも。日本の殺人発生率の低さは人口10万人あたり約0.23件で背化で6位。女性に関しても世界で7位。日本は人口1億人を超えるのに女性の殺人被害が少ない。日本の治安を守っているのが交番で日本発祥。24時間交代制で地域住民を守る交番は海外にはなかったが日本の交番制度が世界で参考になっている。ブラジル・サンパウロでは導入後10年で殺人発生率が5分の1に減少した。世界で問題になっているのが再犯率の高さ。保護司制度は民間のボランティアの保護司が住居、就職先の世話をして社会復帰の手助けをする。今年、国連でも世界導入しようと呼びかけるようになった。ただし日本では保護司のなり手が少なくて困っている。去年5月、滋賀県大津市で保護司が保護観察対象者に自宅で殺害される事件が発生。事件を受けて、保護司の自宅以外の面接場所を増やすなど見直されるようになった。報酬を支払うという議論もあったが、ボランティアだからこそ活動の意義があるということで見送られ、新任の保護司の年齢上限66歳を撤廃するなどしている。
