県内ではハタハタが産卵で沿岸に近づく12月ごろになると漁港などで釣りをする人が増え事故が相次ぐことから、秋田海上保安部では毎年この時期に注意を呼びかけている。きょうは釣り人が集まる男鹿市の漁港で海釣りを楽しむ人に海上保安部の職員2人がチラシやステッカーを配った。そしてポスターを使って、救命胴衣を正しく着用することや、事前に気象や海の状況を確認しておくこと、複数人で行動することを直接呼びかけていた。海上保安部によると、2014年から去年までの10年間で16人が釣り中に海に落ちて亡くなっていて、このうち13人は救命胴衣を着用していなかった。一方で、海に落ちて救助されたのは15人で、このうち10人は救命胴衣を着ていたという。