車を通行止めにして作った小さな広場は、市民に憩いの場を提供するアメリカ・ニューヨーク市の取り組みの1つ。人間のためだけではなく、個体数が減少し、生態系への影響が懸念されるハチたちが好む植物を植え、彼らが過ごしやすい環境が作られている。単独で行動するハチは住みかを見つけにくく、個体数を減らしている原因の1つだという。その対策としてビーホテルという、ハチが休んだり、卵を産める環境を作ったという。市と提携し、ビーホテルを運営しているのは、昆虫学者・キンバリーラッセル教授とその学生ら。市内6カ所でこのプロジェクトを実施している。ハチの7割以上は地面に巣穴を作るという。花壇の中に乾いた砂のビーバンカーを設置する取り組みも行っている。プロジェクトは教育的な側面もあるという。