エジプトにあるスラム街、マンシェット・ナセル。この街には泣く子も黙る荒くれ者がいる。その名前はコア・アカ。エジプトでは古くからハトを食用として飼育する文化があり家々の屋上には鳩小屋が点在している。この街でハトを飼っている男たちは、ハト取り合戦のチャンピオンになるためハトを大切に飼いならしている。コア・アカのハト取り合戦の成績は今のところ全戦全勝。この日コカは因縁の相手サイードにハト500羽の対戦を申し込んだ。コア・アカは母親からハトの世話をやめて結婚しろと言われ悩んでいた。ハト取り合戦前日、コアは500羽のハトを選んで、スタンプを押した。決戦当日、サイードの縄張りでハト取り合戦がスタート。先攻チームが相手の陣地で自分たちのハト500羽を空に放つ。ハトは自分の巣に戻ろうとする。それを阻止しようと後攻チームもハトを一斉に放つ。先攻チームのハトを巣まで連れて帰ることができれば、連れてきたハトの数が後攻チームの得点となる。これを交代で行いより多く得点したチームの勝ちとなる。先攻はコアチーム。サイードチームは11点。翌日、サイードチームがハトを空に放った。
