卵が9か月ぶりにまた高くなってきている。本来、1年の中で最も安い時期といわれているが、今後は更に値上がりする可能性も。今日、マクドナルドが月見商品の販売を開始。定番の「月見バーガー」の他、初登場の「3種の倍月見」など今年は史上最多の10種類。新作の「芳醇ふわとろ月見」は卵を店で1つずつ蒸し焼きにしている。都内でオムライスが人気の店で今、心配しているのが卵の値上がり。価格の変動が少なく物価の優等生と言われる卵。しかし去年、Mサイズの卵が東京で350円になるなど高騰しエッグショックと呼ばれた。今年1月には180円まで下がったがその後、徐々に値が上がってきている。今日、JA全農たまごが発表した卸売価格は250円。9か月ぶりの高値となった。都内のスーパーアキダイでは、卵は税込で250円を超え、この時期としては高いだという。リサーチ会社のクロスマーケティングが行った調査によると、卵10個についてこれ以上高い価格になると市場に受け入れられなくなる価格は299円だった。価格高騰の背景には、餌代の高騰と、ニワトリが猛暑により餌を食べなくなり、卵の数が減っていることがあるという。価格は、6~8月は、1年の中で卵の需要が少ない時期で、本来は安い時期、年末にかけて、さらに値上がりする可能性があるという。