今月31日のハロウィーンを前に東京・渋谷区の長谷部区長が今年の対策を発表した。テーマは「禁止だよ!迷惑ハロウィーン」。今年のハロウィーン当日は金曜日にあたり、多くの人出が予想される。それをふまえ渋谷区は31日よる~翌朝にかけて渋谷駅周辺10カ所に警備員125人を配置。ク職員ものべ90人動員しマナー啓発活動を行うという。また、渋谷駅前のシンボル「ハチ公像」には30日~来月1日にかけて像の保護と人の流れの整理のため仮囲いを設置するとしている。渋谷駅周辺では去年10月から夜間の路上飲酒が年間通じて禁止となっている。しかし今年7月に取材した際にはビル敷地を夜中に占拠し飲酒する人の姿がみられた。さらにコンビニの前にも多くの外国人が集まり堂々とワインなどを飲んでいた。ハロウィーン当日も夜間の路上飲酒は禁止。区は駅周辺の酒類販売業者に対し酒の販売自粛を要請しているが、外国人への周知も大きな課題のひとつだ。長谷部区長はきょうの会見で、去年よりも外国人への呼びかけに力を入れる考えを示した。今後ハロウィーン当日までに訪日外国人向けに英語・中国語・韓国語などで注意喚起をするほか、海外メディアにも協力を呼びかけるなどして対策を講じるという。長谷部区長は「迷惑ハロウィーンをする方は来ないでほしい」と重ねて呼びかけている。