映画大好きな若手俳優・細田佳央太が映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」(松竹)を紹介。英国の人気小説、日本で2014年に本屋大賞翻訳小説部門第2位。主人公は定年退職をむかえた初老のハロルド・フライ。ある日彼に1通の手紙が届く。差出人はかつての仕事仲間クイーニー。余命わずかで入院しているというクイーニー。するとハロルドは長く生きて欲しいとの願いを込めて800kmを歩いて会いに行くことを決意。奇妙な旅はイギリス中で話題になり新聞やニュース番組にも登場。様々な出来事を経験しながらひたすら800kmを歩き続ける。注目ポイントは「800kmの旅を順撮り?聞いたことない!」。映画の特徴の1つはストーリーと同じ順序で撮影する順撮り。映画界では順撮りできないことが多い。順撮りで効果的に演出できたというのが旅の終盤、ハロルドの疲れが限界に近づくシーン。出発の時よりやつれた状態に。約2か月、順撮りで800kmの旅を描いた。映画は現在公開中。