韓国の検察はユン・ソンニョル大統領による「非常戒厳」宣言について内乱などの疑いで捜査を進めている。検察はユン氏に対し、きのう午前に出頭するよう求めていたが、ユン氏はこれに応じなかったとのこと。ユン氏は弾劾訴追を受けて大統領の職務停止となっていて、捜査が加速する可能性がある。検察は事情聴取への対応を踏まえて逮捕の必要性も検討すると見られる。一方、大統領の職務を代行するハン・ドクス首相はきのう、アメリカのバイデン大統領と電話会談を行い、代行体勢を本格的にスタートさせた。両者は米韓同盟の維持・発展に向けた連携を確認したとのこと。こうしたなか最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン代表は国政の正常化のため国会と政府が協力する「国政安定協議体」の設置を提案し、政局混乱による経済不安を解決すべきだと主張した。