アメリカのトランプ大統領は25日、アメリカ軍によるイランへの攻撃を広島と長崎への原爆投下になぞらえ、核施設を完全に破壊することでイスラエルとイランの戦争を終わらせたと強調した。トランプ氏は核施設への攻撃が限定的な効果しかなかったとする報道に激しく反論し、イランが再び核開発を進めることはないだろうと述べた。また、トランプ大統領は来週イラン側と核問題をめぐって協議する考えを示し、「合意に署名するかもしれない」と述べている。ジャーナリスト・柳澤秀夫は「広島、長崎への原爆投下を正当化している。アメリカの一般的な世論を象徴している表現で、広島や長崎の人が聞いた時にどう思うか考える。トランプ大統領は自分に都合よく解釈する 。イランはこれで核兵器を持っていなかったからアメリカの攻撃を許してしまったという意識が強くなって、核拡散防止ではなく逆の方向に流れてしまう地獄の扉を開いてしまった感じがしないでもない」とコメントした。