青山学院大学の教授で、日本を代表する生物学者の福岡伸一氏が登場。福岡氏によると、人体の細胞は1日に何百万個も分解、合成を繰り返し、生物学的には今日の自分、昨日の自分は違うという。氏は小学生の頃、蝶を解剖し、蛹から成虫になるまでの過程を研究した。鱗粉がなければ飛翔できないこと、前足に生えている毛で味を感じているといった蝶の生態を紹介。福岡氏は人類の未来について、なんらかの要因で絶滅し、数億年後に地層から発見されて、地球上で一瞬栄えた生物として認識される可能性が高いという。そして、福岡氏が存命中に生命誕生の秘密を解明するには時間が足りず、快活な子どもたちに託した。