トランプ政権は、ハーバード大学が政府の助成金を受けながら法律を順守していないと主張し、大学が保有する特許の所有権を没収する可能性を示唆した。ハーバード大学は5800以上の特許を保有し、650社以上と900件超の技術ライセンス契約を結んでいる。トランプ政権が違法と主張する根拠が「バイ・ドール法」。政府資金による研究開発から生じた特許権を民間企業などに所有させる法律だが、ラトニック米商務長官は米国内での製造を優先しているかをポイントにしており、要件を満たしている証拠を9月5日までに提示するよう求めた。ハーバード大は自らの権利と自由を守ろうとすることへの報復の一環だと反論。