ディップ株式会社について社長の冨田さんはバイドルなどの求人情報サービスとコボットというDX事業も展開しているという。DXはデジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル技術を社会に浸透させて人々の生活をより良いものへと変革させること。そのサービスのコボットは採用担当者にかわり応募受付から面接日時までの設定を自動でロボットが対応するという。面接までの作業を効率化させたコボットは店舗・企業側は事前にチャットボットの受け答えをすべて設定し、例にラーメン店ならアルバイト応募者から連絡が来る度に返事をする必要がない。また雇用側は面接を行う前に応募者の基礎情報を把握できるメリットも。コボットを導入することで今まで手間だったやり取りをすべて自動化できる。実際にコボットを導入している居酒屋店の石橋さんは複数バイトの応募があったが面接までいけたのは1件だったが、コボットを導入し、自動化することで仕込みや準備に時間をかけることができるという。ホテル業の前田さんはコボットで自動化することで相手とのやり取りもスムーズになったという。また自分たちの求める人材を確保するという意味でもこのコボットを使っていきたいと答えた。ディップの藤原さんは中小企業にもDXを広め、事業に専念してもらい、労働生産性を高めてもらいたいとした。
冨田さんはコボットを導入した理由についてはいままで人がしてきた仕事をAIなどがするようになったがその導入コストがかかるというイメージがあり、大手企業ではその導入は進んでいるものの中小企業には行き渡らずそれを手伝いたいという思ったという。実際中小企業には喜ばれており、一人一人の生産効率が重要でDXを取り組み人件費の削減につながり時給アップに転換してもらえると答えた。