教皇レオ14世はキリスト教カトリックの総本山バチカンのサンピエトロ大聖堂で25日、就任後初となるクリスマス恒例のメッセージを読み上げた。そのなかで、ロシアのウクライナ侵攻について「誠実で、直接的かつ敬意ある対話に臨む勇気」を持つよう呼びかけた。また、パレスチナ自治区ガザ地区の住民について、「何も残されず、すべてを失った」として、連帯を呼びかけ、真の平和は単なる停戦ではなく、憎しみや罪を乗り越え、対話と和解を選び取る人間一人ひとりの責任から生まれると述べた。さらに教皇は世界各地の紛争に触れながら、対話に基づく解決に向け、国際社会全体が関わり続ける必要性を改めて訴えた。
