英国を公式訪問中の天皇皇后両陛下がバッキンガム宮殿でチャールズ国王夫妻との晩餐会に出席した。親善目的での英国訪問は23年ぶりで23年前は雅子さまのご懐妊により単独でイギリス訪問していた。きのう日本時間午後7時半すぎには両陛下が滞在中のホテルにウィリアム皇太子が迎えに訪れた。英国王室ジャーナリスト多賀さんは「国王王妃のお二人がお迎えに行くというのがこれまでの恒例、今回はチャールズ国王がウィリアム皇太子におまかせしたという形で少しずつ仕事を次の国王に譲っていく感じ」だと話した。式典会場に先に到着していたチャールズ国王、カミラ王妃が両陛下を出迎え握手を交わした。会場では「さくらさくら」が演奏され歓迎を受けた。専門家は歓迎の印ではないかとあげたのがチャールズ国王のポケットに挿してある淡いピンク色チーフで桜カラーで統一したのではないかということ。チャールズ国王と馬車で同席しバッキンガム宮殿前の通りを通っていた。チャールズ国王夫妻主催の晩餐会に出席、約170人が集いチャールズ国王は「英国におかえりなさい。乾杯」などと日本語を交え乾杯の辞を述べた。その後君が代が演奏され陛下は答辞として「日英関係のさらなる発展と世界への貢献、両国国民の末永い幸せを祈ります」などと述べた。今回のイギリス訪問は28日(金)までを予定している。