バングラデシュだけではなく、パキスタンでも公正な選挙が求められている。パキスタンでは来月総選挙が行われる予定。これまで連立政権を組んでいたパキスタン人民党とイスラム教徒連盟シャリフ派の与党。カーン元首相が率いるパキスタン正義運動。世論調査では、野党が優勢だ。パキスタン正義運動は、クリケットの元選手で人気の高いカーン元首相が、汚職の罪などで拘束されている。政権の幹部も相次いで拘束されている。選挙に出られないように与党側から弾圧を受けているという。地元の人権団体は、不当なケースが相次いでいると懸念を表明している。自由・公正・信頼に足る選挙となる根拠は少ないという。アメリカとイギリスも懸念を表明し自由で公正な選挙を求めている。カーン元首相は政権与党の背後にはアメリカがいると主張。カーン元首相が基地使用を求めたが、アメリカはそれを拒否。アメリカ政権与党が結託し正義運動の排除を企てているとカーン元首相は主張しているが、アメリカは否定している。各地で民主主義の根幹が問われる年になりそうだ。