バスケW杯順位決定戦で、日本は昨日試合に臨んだ。最初の得点は、ホーキンソンのフリースローだった。いつもはスロースタートの日本も、昨日は出遅れることなく最初から互角の戦いを繰り広げた。対して、高さで勝るカーボベルデではリバウンドから3Pで得点を重ね、第1クォーターは17-19でほぼ互角の展開となった。第2クォーターで、開始1分で日本は逆転に成功し怒涛の攻撃が始まった。勢いに乗る河村勇輝を上回ったのが富永啓生で、この試合で8本の3ポイントを放って6本成功。前半は1本も外さなかった。日本は第2クォーターで点差を広げ、50-37として前半を終えた。ハーフタイムでホーバスヘッドコーチは選手に活を入れた。後半も勢いのままカーボベルデを引き離し、攻守の切り替えの速さで相手の高さに対抗する日本の作戦も功を奏して、第3クォーターでカーボベルデを圧倒し日本は73-55とした。しかし第4クォーターは一転して苦しい展開となる。プレッシャーからかシュートが入らず日本は6分以上1点も取れず、残り4分を切ったところで得点差は5点差に迫っていた。流れを変えたのはホーバスコーチの言葉だった。いつもの怒鳴り超えではないヘッドコーチの言葉に、ホーキンソンが応えた。執念でボールを押し込み相手のファウルも誘い、バスケットカウントを獲得。終了間際に3ポイントを決め日本の勝利を決定づけた。48年ぶりに自力での五輪出場の切符を掴み取った日本。今大会、5試合全てで先発しチームを牽引した渡邊雄太は、感情を爆発させた。ロッカールームでは、ホーバスコーチから感謝の言葉が送られた。