まもなく開幕するパリオリンピックで日本の選手団が着用するユニホーム。洗練されたデザインはもちろんそれぞれの競技の特性に合わせて選手たちのパフォーマンスが最大限に生かせるよう様々な技術が施されているが、女性アスリートたちを守り競技に集中できるようにするための見えない工夫が。ミズノはパリオリンピックで女子バレー、卓球、ホッケーなど日本代表選手のユニホームを手がけている。ミズノ独自素材のドライエアロフローラピッドが使われていて素早く汗を乾かすなど機能面でアスリートを支えているが、このウエアの最大の特徴は透けにくいこと。一部の女性アスリートからも批判の声が上がっていた赤外線カメラによる盗撮問題。新素材のウエアはこれを解決し競技に集中できる環境をサポート。女子バレーボールはネーションズリーグ2024からこのウエアを着用しオリンピックでも着る予定。ミズノではアスリートからのヒアリングも行っており、透けないウェアを着ることで集中してプレーできるという声も決まれているという。この技術は様々な競技のウェアに転用できるとのことで、ミズノではより快適に安心してプレーできる製品を今後も作っていくという。