今回のCOPの主な議題は資金で、2025年以降途上国が気候変動対策を進める資金の長期的な目標額を設定することが議題。先進国側としては、ある程度の増額には同意しつつ負担については新興国も巻き込む方針だったと見られる。アメリカが資金の拠出を今後停止することが視野に入ることで、ヨーロッパなど他の国が肩代わりできるかは不透明でリーダー不在とも言える状況。明日から始まる首脳級会合にはアメリカだけでなくフランスやドイツなどの首脳も欠席する見通しとなっていて、気候変動対策を巡る国際協調は厳しい環境に追い込まれていると言える。