フィリップ・トルシエ監督の通訳を担当し現在はスポーツジャーナリストとして活動するフローラン・ダバディさんのお宝は「ルネ・エルスの自転車」。
日本サイクリングクラブ主宰・鳥山新一がフランスからランドヌールと呼ばれるタイプの自転車を持ち帰り日本に衝撃を与えた。日本の道路事情にピッタリの機能性と洒落たデザインで以後、日本独自のツーリング車「ランドナー」へと発展した。この1台を手がけたのが自転車フレーム製造技師ルネ・エルス。エルスは自転車の材料が重い鉄であることに不満を抱き当時航空機に用いられていたジュラルミンを流用することを思い立った。1938年、工房「ルネ・エルス」を構え本格的に自転車製造を開始。競技用タンデム車を得意とし数々のレースで勝利を収めた。フランス国内の技術コンクールを総なめし人気は世界へと広まった。1986年工房は閉業したが、2018年サイクリストが「ルネ・エルス サイクルス」を開業し意思を引き継いでいる。エルス自身が手がけた自転車は愛好家垂涎の的となっている。
日本サイクリングクラブ主宰・鳥山新一がフランスからランドヌールと呼ばれるタイプの自転車を持ち帰り日本に衝撃を与えた。日本の道路事情にピッタリの機能性と洒落たデザインで以後、日本独自のツーリング車「ランドナー」へと発展した。この1台を手がけたのが自転車フレーム製造技師ルネ・エルス。エルスは自転車の材料が重い鉄であることに不満を抱き当時航空機に用いられていたジュラルミンを流用することを思い立った。1938年、工房「ルネ・エルス」を構え本格的に自転車製造を開始。競技用タンデム車を得意とし数々のレースで勝利を収めた。フランス国内の技術コンクールを総なめし人気は世界へと広まった。1986年工房は閉業したが、2018年サイクリストが「ルネ・エルス サイクルス」を開業し意思を引き継いでいる。エルス自身が手がけた自転車は愛好家垂涎の的となっている。