100年ぶりとなるパリでの五輪開催。開会式は夏のオリンピックでは史上初となるスタジアム外・セーヌ川での開催となった。あいにくの雨だったが、会場には多くの観客が集まり熱気に包まれた。さらに選手団は船に乗って入場。この演出もオリンピック史上初。会場が沸く中、開会式のクライマックスを飾り話題となったのが聖火台。火が付くと聖火台は気球としてゆっくり浮かび上がった。実はこの聖火、本物の聖火ではなく噴射したミストにLEDの光をあてて炎を表現したもの。環境への配慮でこちらもオリンピック史上初、燃料を使わない炎を採用したという。この聖火台はその後、多くの人が集まり記念写真を撮り、さらに近くで見物できるエリアには長蛇の列ができていた。直径はなんと22メートルもある。オリンピック期間中は無料で見学でき、夜になると地上60メートルの高さまで浮き上がると遠くからでもよく見えるという。