バドミントン混合ダブルスのワタガシペア、渡辺勇大と東野有紗にインタビュー。東野選手は「金メダルを目指していたので悔しい気持ちでいっぱいだが、メダルがとれてホッとしている。今回、有観客で色んな方々が応援に来てくれて本当に応援が力になったし、応援のおかげで銅メダルが獲得することができて3年前と違った銅メダル」と語った。8月1日は東野選手のお誕生日。準決勝では敗れたが、翌日に3位決定戦が行われた。敗れた日、東野選手は2時間しか眠ることができなかったという。渡辺選手は「難しい試合と分かっていたので準決勝後に切り替えてやり切ろうと話した」などと語った。3位決定戦は世界ランク2位の韓国の選手を相手にポイントを重ね、第2ゲームは一進一退の攻防が続き相手にリードを許す場面もあり苦しい展開にもなった。東野選手は「苦しかったし、相手選手も体がキツそうだったし、こっちも体がキツかった。ファイナルゲームにいったら壮絶な戦いだなと思ったので、ここでとりたい気持ちでいっぱいだった」などと語った。その試合内では渡辺選手がごめんねと声が飛び交うなどコミュニケーションを意識し臨んでいた。渡辺選手は「あの試合は焦っていてミスが多く、先輩から声をかけて頂いたので僕がミスったときのごめんねだったり。お互いキツかったが声を掛け合うことが僕らにとって勝ちへの一番の近道」などと語った。3年前も第2ゲームあたりで東野選手が大丈夫、いけるよと話していた。コミュニケーションをより意識した経緯について渡辺選手は「東京で感じた差だったり、金メダルを目指すために何をするかを考えたときにコミュニケーションを深くしないといけない。お互い弱みを見せるところがミソ」などと語った。パートナーへの伝え方について渡辺選手は「伝え方は大事」などと答えた。東野選手からみて今大会での渡辺選手の良さについて「ポジティブ。切り替えのポジティブさに助けられた」などと答えた。最後にバドミントンを愛する人たちへ渡辺選手は「応援ありがとうございました。声援に背中を押され何とか獲得できたメダルだった。バドミントンをやりたい子どもたちに少しでも魅力を伝えられたら、そしてバドミントンという選択肢を少しでも広げられたら嬉しい」などと語った。