国際親善のため、ギリシャを公式訪問している佳子さま。きのうは、ギリシャ・アテネにある柔道教室を訪れた。レースのワンピースに、足元のフラットシューズの色と合わせた鮮やかなピンクのジャケットの装いで見学し、笑顔で子どもたちと交流された。見学後、手描きの絵などを贈られた際には、ギリシャ語を交えてお礼を述べられた。その後、佳子さまはギリシャに住む日本人たち一人一人とお話をされた。日本時間のきのう午後5時ごろには、大統領を表敬訪問。ギリシャ初の女性大統領、サケラロプル大統領の案内で並木道を進まれた。手元のメモを開き、ギリシャと日本との友好親善が深まることを願っているなどとする陛下からのメッセージを大統領に伝えられた。このときにお召しになっていたのは、淡いクリーム色の振り袖。この振り袖は、2019年にハンガリーの大統領を表敬訪問した際にもお召しになられていたものだ。専門家によると、今回の帯は、重厚感のあるもので、着物の格をあげていて、前回よりも年齢を重ねられ、重厚感を持たせる着こなしを意識されたのかもしれないという。その後、お召し物を変えられ向かったのは、1896年に第1回近代オリンピックが開催されたパナシナイコスタジアム。大きく頷きながら熱心に説明を受けられた。佳子さまは、今回のご訪問で様々な装いを見せられている。パルテノン神殿を視察された際にお召しになられていたのは、鮮やかなブルーのニット。いまこのニットが話題になっていて、Pierrotというブランドの商品ではないかと問い合わせが殺到しているという。値段は、2990円。注文が殺到し、一時品切れになったという。去年、佳子さまがペルーのマチュピチュ遺跡を視察されたときに着用され、話題になったベージュのジャケットも同じブランドのものではないかと言われている。佳子さまの装いについて、専門家は、佳子さまがご自身で選択されたと考えることもでき、お手頃なブランドの衣服を内親王であっても、ご公務のときに着用されるのは、思い切ったご判断だなどとした。