兵庫県・斎藤元彦知事が出直し選挙に臨む意向を正式に表明した。決断の決め手は高校生からもらった手紙だという。全会一致で不信任決議の可決から1週間の熟慮を経て、最終的に選んだのは失職と出直し選挙への出馬だった。ただ斎藤知事には贈答品のおねだりやパワハラ疑惑など「7つの疑惑」があり、告発文書を作成した県の幹部は懲戒処分後に死亡。亡くなる前には「一死をもって抗議する」という言葉を残していた。斎藤知事は「事実の究明は大事。だがそれで知事が職を辞すべきなのかは疑問」などと話した。各会派は独自候補の擁立を目指していて、斎藤知事は政党の支援を受けない形で選挙戦を戦うことになる。