能登半島地震発生からまもなく11か月。金沢市に広域避難している被災者が花壇作りなどを通して交流を深めた。金沢市の施設に被災者10人余が集まり、ピアニストなどの演奏にあわせて動揺や歌謡曲などを一緒に歌い、葉ボタンやパンジーなどを植えた。金沢市社会福祉協議会によると市内の公園住宅やみなし仮設住宅に約1900世帯が広域避難しているが、避難生活が長期化する中、孤立を防ぐ対策が重要になっている。金沢市社会福祉協議会社会福祉課長・北脇宜和は「個別の訪問も繰り返しながら生活状況が変わった方については丁寧に対応、福祉の支援が必要な方にはもれなく対応したい」と話した。