イギリスの議会で安楽死の権利を認める法案の審議が今月始まる。元高等法院判事の男性は「パーキンソン病とともに生きる」というポッドキャストを配信するグループの一員。自死ほう助法案は末期患者だけでなく、不治の神経性疾患で耐えがたい苦痛に見舞われている患者にも適応するよう求めている。パーキンソン病の患者の場合、終末期が長引き苦しいものになる可能性が高いという。俳優で障害者の権利について活動する女性は自死ほう助の合法化は危険なことになるとして下院が法案を否決することを望んでいる。この女性は自死ほう助に反対する内容のドキュメンタリーを制作した。2016年に法律が変わったカナダでも取材した。カナダでは末期患者だけでなく、苦痛を抱えた人が対象に含まれるようになったという。病気や高齢者、障害者という社会悪の避けがたい解決策になってしまうと考えているという。