7月、北海道釧路町オタクパウシで一頭のヒグマが撃たれ、後にOSO18という個体であることが発表された。OSO18は怪物として恐れられてきたヒグマで4年にわたり66頭の牛を襲った。当初、撃たれたヒグマはOSO18だと思われず、解体業者に持ち込まれた。北海道ではエゾシカが増えすぎ駆除されているが死体は放置されるケースも少なくない。その死体を食べ肉の味を覚えたヒグマがOSO18となったのではないか。OSO18特別班のメンバーは「第2第3のOSO18は出てくると思う、何か対策をやらなきゃいけない」と話した。6月に撮影された映像には、OSO18ではない和解ヒグマが牛の死体を食べる姿が映っていた。人間が作り上げた環境が怪物ヒグマを生み出しているのかもしれない。