イスラエル・エルサレムから、エルサレム支局の田中佑輔が中継でリポート。アメリカとイランの協議がまとまる前に、イスラエルが安全確保を理由にヒズボラを可能な限り弱体化させ、支配地域を広げ緩衝地帯を築く狙いがあるとみられる。イランはアメリカとの協議でレバノンでの戦闘終結も求めているが、イスラエルにとっては受け入れがたい内容だと言える。アメリカがこれを認めればヒズボラの軍事力が温存され、脅威が残ることになると受け止めている。またイスラエルで今年10月末までに予定されている総選挙の存在も、無視できない。ネタニヤフ首相としては、ヒズボラに対する軍事作戦で達成したことを国民向けにアピールする必要もある。一方でアメリカ政府の当局者は31日、ルビオ国務長官がネタニヤフ首相とレバノンのアウン大統領のそれぞれと協議したと明らかにするなど、事態の沈静化にむけて双方に働きかけている。アメリカ側が今後どこまで本気でイスラエルの行動を制限できるのかも、焦点となりそう。
