ウクライナは今回、参加国が共通の意思としてウクライナの和平案に賛同したとロシアに提示して圧力とするためにも、共同声明の採択を最優先に調整を進めてきた。このため、ウクライナは最も重視してきたロシア軍の撤退や領土の回復といった項目を共同声明に盛り込むことを断念。どの国も賛同しやすい食料安全保障などの項目に絞り、共同声明の採択を目指そうとしている。ウクライナにとっては大幅に譲歩したが、外交筋によると参加国の中にはロシアに配慮してか、なんらかの文書を出すことにさえ反対している国もあるという。
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