印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵は上野にある東京都美術館で開催する。印象派がアメリカにもたらした衝撃と影響をウスター美術館収蔵の作品で巡る。今回のために印象派の素晴らしい作品を貸し出したのはウスター美術館。古代エジプトやギリシャ、ローマ美術、アメリカの絵画など４万点をコレクションしている。この美術館の館長を勤めるマティアス・ワシェックさんは日本の浮世絵やレオナルド・ダ・ヴィンチなどを収蔵し地域社会をつなぐために開館したと話した。貴重なコレクションの中から来日したのは会館当初から収蔵してきた印象派の傑作の数々。ウスター美術館の学芸部長のクレアさんはヨーロッパの印象派の作品は重要なコレクションだという。このイベントは日本テレビが主催しており、今回はアメリカから良質な絵画がやってきて文化貢献をするのは日本テレビの重要な使命だと答えた。またオリジナルグッズやフォトスポットがあるという。また今回音声ガイドは速水奨と鈴鹿央士が担当する。
最初に鑑賞したのはチャイルド・ハッサムの花摘み、フランス式庭園にて。チャイルド・ハッサムはパリで絵画を学んだアメリカの画家。印象派の技法の光の表現を習熟してきたという。次の作品はメアリー・カサットの裸の赤ん坊を抱くレーヌ・ルフェーヴル（母と子）。女性の服装の描き方が印象派の特徴だという。次にクロード・モネの睡蓮。モネは250点以上の睡蓮に関する作品を描いている。この作品は水の水面だけを描いた作品。この絵は世界が初めて美術館が購入した作品だという。その睡蓮が購入されるまでのやりとりが記された手紙や電報の複製も展示していて、作品を手にするまでの歴史を感じられる。次にジョゼフ・H・グリーンウッドのリンゴ園はアメリカらしい自然の景色を描いた作品。時代の国も越えた美しい風景の絵画だという最後に紹介するのはデヴィッド・パーシャルのハーミット・クリーク・キャニオン。1901年にはグランドキャニオンまでの鉄道が開通し、パーシャルが鉄道会社に招かれてこの地に降り立ち描き観光キャンペーンの一環として描かれたという。また会場には限定コラボグッズも販売。また会場では展覧会図録が販売されている。