大阪府と奈良県にまたがる金剛山は標高1125m。年間およそ50万人が訪れる、日帰り登山で人気の山。今回、井上さんは、山頂ではなく2合目を目指すという。途中、大阪・千早赤阪村の道の駅「ちはやあかさか」に寄り、買い物をする。登山口まではバスで向かい、立命館大学非常勤講師の尾谷雅比古さんと共に、山を登った。武将の楠木正成は、金剛山の急斜面など地形を利用し、千早城に籠城し、鎌倉幕府軍を退けたとされている。2合目にたどり着くと、江戸時代から続いているという豆腐屋で、できたての豆乳を飲んだ。この地域では、金剛山の水と低い気温を活かし、各家庭で凍り豆腐を作っていたという。