米国・トランプ次期大統領は4日、対中強硬派のピーター・ナバロ氏を貿易などを担当する上級顧問に起用すると発表した。貿易と製造担当の上級顧問に起用するとしたピーター・ナバロ氏は第1次トランプ政権で通商政策担当の大統領補佐官を務めた対中強硬派。ナバロ氏は連邦議会襲撃事件を巡り議会での証言拒否で4カ月収監され今年7月に出所。トランプ氏は声明で「からの使命は製造業、関税、貿易に関する政策を成功裏に進めること」とした。トランプ氏は証券取引委員会の委員長にポール・アトキンス氏を起用する人事を発表。アトキンス氏は暗号資産の推進派。トランプ氏は「デジタル資産やその他のイノベーションが米国をこれまで以上に偉大な国にするために不可欠」とした。現在のゲンスラー委員長は暗号資産委員会に厳しい規制を導入してきた。アトキンス氏の下で方針転換の可能性がある。トランプ氏はNASA航空宇宙局の長官に民間人と初めて宇宙空間で船外活動を行った実業家・ジャレッド・アイザックマン氏を起用。