日経平均株価が5か月ぶりの安値。27日、アメリカ・トランプ大統領は中国が合成麻薬をアメリカに送り込んでいるという理由で新たに10%の追加関税を課すと発表。中国に対しては今月すでに10%の関税を発動しているため追加関税は20%になる。新たな追加関税の発動は来月4日。トランプ大統領は延期していたカナダとメキシコへの25%の関税措置についても、同じ来月4日に発動する意向で世界的な貿易戦争への懸念が高まっている。トランプ氏の発言を受け、日本の株式市場では関税の影響を受けやすい自動車株が軒並み下落。株式市場で中国関連銘柄とされる産業用ロボット大手の安川電機やファナックにも売りが広がり、日経平均全体を押し下げた。また27日のニューヨーク株式市場で半導体株が大幅安となった影響を受けてディスコやアドバンテスト、東京エレクトロンといった半導体関連企業の株も大きく売られた。