宇宙開発は国家の威信をかけた取り組みとして発展してきた。今から55年前、アメリカのアームストロング船長が人類で初めて月面に降り立つ瞬間を世界は固唾をのんで見守った。東西冷戦を背景に軍事技術と一体で進められた宇宙開発は民間企業も参入するビジネスの時代へと移る。天気予報やGPSによる位置情報、カーナビに至るまで生活に欠かせない人工衛星をはじめモルガン・スタンレーによると、世界の宇宙産業は2040年まで150兆円規模になると予測されている。世界の宇宙ビジネスをリードしているのがイーロン・マスク氏が設立したスペースX。ロケット打ち上げは今年100回超。日本のH2Aロケットの打ち上げには約100億円かかるがスペースXのファルコン9は約65億円と差がある。イプシロンの打ち上げ費用は30億円以下を目標としている。