- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
膳場が「今日から12月です。体調に気を付けて良い締めくくりにしていきたいですね」等と話した。
「辞書の中で最も美しい言葉は関税だ」というトランプ次期大統領。関税は輸入品に課せられる税金のことで、例えば米国が日本から乗用車を輸入する際には2.5%の関税がかかり、400万円の車だと10万円上乗せされて販売される。こうした関税をかける主な目的は国内産業の保護にある。関税をかけることで輸入車の価格を高くし国産車を売りやすくする。車を輸出する側の国にとってはデメリットとなる。歴史的に関税は古代都市国家における手数料から始まったとされている。古代ローマではある時期、行政にかかる費用を多くを関税と奴隷税でまかない、税金を負担していたのは主に外国人だったとされている。結果的に自国民は優遇されていたことがうかがえる。こうした自国ファーストの考えがいきすぎたのが戦前のブロック経済。1929年の世界恐慌による経済危機を受け、米国、英国、フランスなどは植民地や同じ通貨を使う友好国などでブロックを作った。高い関税をかけてブロック外からの輸入品を排除した。日本やドイツもブロックを作って対立が激化し第二次大戦の一因になったとされる。こうした反省から戦後、国際社会は関税を減らす試みを進めようとGATTやWTOといった枠組みが作られた。日本が加盟するTPPも多国間で関税を減らし貿易を自由化する協定で、EUの域内では関税がない。
自由貿易協定も世界各国で進められていて、今回トランプ氏の標的となったカナダ、メキシコは米国との3か国でFTAを結んでいた。トランプ氏は前回の政権でも、このFTAの見直しを迫ったが、結局原則関税ゼロの協定は残していた。ところがこうした流れに逆行する形で今回、トランプ氏はメキシコとカナダに対して25%の関税を突きつけた。問題はこの2か国にとどまらない。例えばメキシコには日本の自動車メーカーなども工場を置いていて米国向けの輸出拠点にしていた。メキシコから輸出すれば関税がかからないからこそ利益が見込めたが、実際に25%もの関税がかけられれば売るのが難しく影響は小さくないとみられる。麻薬問題まで持ち出して関税の復活を迫るトランプ氏。日本に対する直接の新たな関税は具体的に明らかにしていないが、いつトランプ関税の矛先が向かないとも限らない。ロバート・キャンベルさんは「閣僚人事から2期目のロードマップがある程度予測できるなと思って特に今週注目している。日本ではあまり報道されないが、行政管理予算局では大統領のビジョンを実現できるよう調整している。大統領の権限を増大することを目的としている。関税も移民政策も、出現する可能性がある」という。キャスター編集長・松原耕二さんは「トランプ氏は関税で脅したいのか、本当に上げたいのか、両方なのか、私は両方だと思っている。実際にトランプ関税をかけたら最もダメージを受ける国は米国自身。トランプ氏は2期目なので自信を持っている」とスタジオコメント。
少数与党となった石破政権にとって初の本格論戦の場となる、臨時国会が召集された。総理大臣が政治姿勢や重点課題を明らかにする所信表明演説。その冒頭で石破総理が引用したのは、第55代内閣総理大臣・石橋湛山氏の所信表明の一節。ジャーナリスト出身で非主流派ながら岸信介氏との決選投票を制し総裁となり、異なる意見を持つ者への寛容さを大切にした石橋氏に自らの状況を重ねたのだろうか。よりよい成案を得るにも野党の協力が欠かせない、少数与党の石破政権。その一つが政治とカネを巡る改革。火曜日、与野党の協議が始まったが自民党側は早速低姿勢。自民党としては野党が求めていた政策活動費の廃止などに応じることで政治とカネの議論に幕を引きたいところだが野党が求める企業団体献金の禁止。所信表明で石破総理がどう語るのかも注目されたが企業団体献金には言及することもなかった。ただ、企業団体献金を維持したい自民党は少数与党。野党が禁止で足並みをそろえれば法律の改正もありうる状況だが慎重姿勢を崩さないのが国民民主党。禁止しても抜け穴が残るなどとして法改正を議論する野党協議への出席も拒否している。企業団体献金を巡っても自民寄りの姿勢が垣間見える国民民主。石破総理も配慮を忘れない。与党の予算案への賛成と引き換えに看板政策を売り込む戦略をとる玉木氏。一方で、103万円の引き上げ幅を巡ってはその思惑どおりとなる見通しは立っていない。
注目されている「103万円の壁」の引き上げを巡る今週の動きについてスタジオ解説。国民民主党の主張通り178万円まで引き上げると地方で5兆円の減収が見込まれるため、全国の知事から“国が補填すべき”との声が相次いでいる。こうした中で103万円をどこまで引き上げるのか、自民党と公明党の与党と国民民主党の協議が続いている。28日、与党側は国民民主党に対し具体的な見解を求める論点を提示したが、国民民主党は持ち帰って協議するとしている。総選挙を経て国会の風景が変わったが、どこに注目しているかについて出演者がコメントする。目加田さんは、緊張感ある国会論戦を期待しているという。来年は通常国会もはじまる。夫婦別姓なども議論して解決していくべきだ。辻さんは、企業団体献金による収入は党によって金額に差がありすぎる。松原さんは、国会では、これまで政治が向き合わなかったツケがまわってくるという。これからは熟議が必要になる。他の先進国は通年国会になっている。一年中、国会だ。若い議員たちにぜひ声をあげてほしいという。
気候変動対策を話し合う国連の会議「COP29」で11月24日(日)、インドの代表が示した強い不満。今後10年間、先進国側から途上国に対し、毎年3000億ドル(約46兆円)の資金援助を行う目標で合意したものの、途上国側からは“少なすぎる”との批判が出た。二酸化炭素などを大量に排出してきた先進国と、近年、排出量が増えている途上国との溝が改めて浮き彫りになった形。今回の会議について、クリエイティブディレクター・辻愛沙子さんは「排出をしている国と負担を強いられがちな途上国の関係性を忘れてはいけない」などとコメントした。
様々な「年収の壁」が話題となる中、11月25日(月)、働く高齢者の「年金50万円の壁」について、厚生労働省が見直し案を示した。現在の制度では、65歳以上で働いている人が賃金と年金を合わせて50万円を上回ると年金の給付額が減額される。高齢者の働き控えにつながっているため厚労省は今回、基準額を62万円や71万円に引き上げる案などを示した。仮に71万円に引き上げた場合、年間2900億円の財源が必要となり、現役世代の厚生年金保険料の支払いを増やす案も示していて、いずれも来年の法案提出を目指す考え。高齢者の働き控えがなくなるということはいいことだが財源について、「報道1930」キャスター編集長松原耕二さんは「長く払って遅くもらうようにしないともたない」などと話した。
きのう行われた巨人のファンフェスタでは、新入団選手の発表や桑田2軍監督からの新しいファーム球場開業に向けての挨拶などが行われた。その最後を飾ったのは「球団創設90周年セレモニー」。現役の監督、選手と一時代を築いたOBたちが集結した。巨人はリーグ優勝39回、日本一22回は共に12球団最多。そんな巨人の歴史に張本勲さんからひと言“読売巨人軍あっぱれ!”の言葉が。上原さんは「張本さんより元気になってた」などとコメント。
世界野球プレミア12で、日本はオープニングラウンドから無傷の8連勝で決勝進出。先発を託された戸郷翔征は、4回までに2度のピンチを背負いながらも得点を与えなかった。台湾の先発はリン・イクビン。本来は前日の日本選先発と発表されていたが、試合前に決勝進出が決まったことから監督が予定を変更。大会側に罰金を支払ってまで決勝に温存。今季ダイヤモンドバックス傘下の3Aで登板した21歳が4回まで日本打線をわずか1安打無失点に抑える。5回に台湾に先制HR、されに3ランHRを打たれた。5回からはオリックスと西武で7年間プレーした張奕が3イニング無失点。8回はDeNAとロッテで10年間プレーした陳冠宇が1イニング無失点。最後の攻撃もダブルプレーで日本は敗れた。台湾が主要国際大会で初優勝。
世界野球プレミア12はシーズン後というところで、メンバー先行がすごい難しいと上原は言った。台湾は主要国際大会で初優勝。巨人からの3投手の成績を紹介。
田中将大が楽天イーグルスを退団する。右ひじ手術の影響で今季登板は1試合のみ。来季の契約交渉の中で自ら自由契約を選択。田中は「(楽天から)オファーを頂いた事実はありますけど、もう期待はされていないんだな」と説明した。
田中将大の来季の活躍に桑田は「過去3年平均100イニング以上投げている。これはリーグで5~6人しかいない。先発投手は特に良いピッチングしても点取ってくれないと勝てない。めぐり合わせが非常に悪かったんじゃないか。来年は活躍してくれると思っている」等とコメント。メジャーでは菊池雄星がエンゼルスへ。3年総額約97億円の大型契約。
きのう約30万人が詰めかけたDeNA日本一優勝パレード。シーズン3位からクライマックスシリーズを勝ち上がって掴んだ26年ぶりの頂点。
プロ野球年間表彰式「NPB AWARDS 2024」。両リーグの新人王とMVPが発表された。新人王は巨人・船迫と西武・武内。パ・リーグのMVPはソフトバンク・近藤が13年目で初受賞。セ・リーグは巨人・菅野が4年ぶり3度目の受賞。来年からのメジャー移籍に向けて「この喜びを自分自身の次のステップアップにしていきたい」と話した。
MVPは菅野投手と近藤選手だった。上原さん注目の選手はジャイアンツ・吉川尚輝。「もうちょっと票が集まっても良かったかなと思うぐらい。143試合全部出て、インパクトは薄いが常にセカンドで守った。走攻守が平均より上にいっている選手だった」などと評価した。菅野はメジャー挑戦を表明している。桑田さんによるとフォームをマイナーチェンジしたそう。桑田さんは「僕は結果残せると思ってます」と話した。桑田の15勝の穴は赤星ら若いピッチャーたちで埋められるのではと考えているとのこと。
大相撲九州場所。琴櫻が豊昇龍に勝ち、入門から9年で初優勝した。琴櫻の祖父は第53代横綱・琴櫻、父は元関脇の佐渡ヶ嶽親方。佐渡ヶ嶽親方は「今日だけは親でいさせて」と喜びを語った。来場所は横綱に挑む。条件は大関で2場所連続優勝かそれに準ずる成績となっていて、豊昇龍も綱取りがかかっている。
「ベスコングルメ」「坂上&指原のつぶれない店」「海に眠るダイヤモンド」「日曜日の初耳学」の番組宣伝。
サッカーJ1、柏レイソルとヴィッセル神戸の試合。ヴィッセル神戸は先制されるも後半アディショナルタイムにシュート 、VARチェックの末同点ゴールとなった。優勝の行方は最終戦へ。神戸1-1柏。
海外サッカー。ブライトンとサウサンプトンの試合。ブライトン・三笘が前半29分、今季3点目のゴールを決めた。ブライトン1-1サウサンプトン。