様々な「年収の壁」が話題となる中、11月25日(月)、働く高齢者の「年金50万円の壁」について、厚生労働省が見直し案を示した。現在の制度では、65歳以上で働いている人が賃金と年金を合わせて50万円を上回ると年金の給付額が減額される。高齢者の働き控えにつながっているため厚労省は今回、基準額を62万円や71万円に引き上げる案などを示した。仮に71万円に引き上げた場合、年間2900億円の財源が必要となり、現役世代の厚生年金保険料の支払いを増やす案も示していて、いずれも来年の法案提出を目指す考え。高齢者の働き控えがなくなるということはいいことだが財源について、「報道1930」キャスター編集長松原耕二さんは「長く払って遅くもらうようにしないともたない」などと話した。