昨日行われたミラノコルティナオリンピックのカーリング女子日本代表決定戦。勝負の鍵を握ったのは司令塔である両チームのスキップだった。まず見せたのはSC軽井沢クラブのスキップ上野美優。第3エンドに相手のストーンを3つはじくスーパーショットで逆転に成功。しかし第5エンドでフォルティウスのスキップ吉村紗也香選手のショットで3点を取り再び逆転。そして勝負の行方は5対5で迎えた10エンド。フォルティウスのストーンが数センチ中心に近かったため6-5でフォルティウスが勝利。日本代表に決定した。吉村と20年来の幼なじみの石垣真央さんは「五輪に行きたくても選考会に出場する権利は何度もあったが勝ち取ることが出来なかった。悔しい思いもたくさんしてきたと思う」とコメント。高校生のときからオリンピックの日本代表選考会に出場していた吉村にとって今回が5度目の挑戦だった。前回、北京オリンピックの代表決定戦ではロコソラーレに2勝するもその後、まさかの3連敗を喫しオリンピック代表の座を逃していた。
