カーリング五輪最終予選・女子プレーオフ第1戦(女子日本代表vsノルウェー)に臨んだ。サン!シャインが解説をお願いしたのは元カーリング男子日本代表・廣澤壮汰さん。チームが波に乗った場面は第5エンド。不利な先攻で吉村紗也香選手の1投は見事中心部へ。ノルウェーのストーンにぴたりつけてプレッシャーを与えた。その後、一進一退の状態で迎えた第10エンド、ついに勝利の瞬間が訪れた。来年行われるミラノ・コルティナ五輪出場権を獲得。実に5度目の挑戦で五輪出場を決めた吉村選手は「あっという間の4年間だったが、その中でもつらい時期だったりとか、このメンバーで一緒にそれを味わいながら乗り越えてきた」などコメント。カーリングが盛んな北海道北見市出身。高校時代には代表決定戦に出場する活躍を見せていた吉村選手。幼馴染の石垣真央さんは高校・大学で同じチームに所属し、ともにあと一歩のところで涙をのんできた。大学卒業後フォルティウスに入団した吉村選手。その前に立ちはだかったのはオリンピックで2大会連続でメダルを獲得したライバルロコ・ソラーレ。今年の国内予選でそのロコ・ソラーレに競り勝ち、5度目の挑戦で初の五輪出場を目指す日本代表になった。そして、今回の挑戦を前に吉村選手は大きな転機を迎えていた。2023年12月に第1子を出産。その後わずか2カ月で練習に復帰したという吉村選手。幼馴染の石垣さんは出産の前と後で大きな変化を感じたという。現役時代吉村選手と親交があった廣澤さんは「母になった吉村紗也香は強しってカーリング関係者はみな言っている」などコメント。吉村選手は「目標にしているオリンピック金メダルというところに向かってこのチームで準備したい」などコメント。
