フジテレビ親会社のフジ・メディアHDを巡っては、旧村上ファンド系の投資会社は村上世彰氏長女の持ち分と合わせ株式を15%余まで買い進めている。会社は面談を行ったが、村上氏らは株式の33.3%を取得する可能性があり、子会社を分離させその経営権も村上氏が取得するとしている。これを受けてFMH側は20%以上の株式を取得しようとする株主への対抗措置を導入するとしていて、20%以上の株式を取得しようとする特定の株主に対し株主が適切な判断を行えるように情報提供を求めるとともに株主の意思を確認するための臨時の株主総会を開くとしている。対抗措置の発動に関する議案が承認され買付が撤回されない場合に対抗措置を発動するとしている。この方針を受けたファンド側の対応も焦点となる。