利益が優先されるなかでホテルニュージャパンで火災が起きた。火災報知器が鳴らず、スタッフは大事とは捉えなかったという。消火器で鎮火したかと思われたが、くすぶっていた火が再び燃え上がる。ルームサービス係は別の消火器を探しに部屋から出るも、ドアを開けたままにしていた。廊下から入ってきた酸素により、火の勢いは増し、廊下や天井のクロスに引火。従業員は火元の9階を後にし、それ以外の階で火事が起きたことを宿泊客に伝えた。9階にいた宿泊客は避難しようにも、煙によって視界は不良、複雑な廊下にも困惑し、有毒ガスを吸引していく。