トランプ大統領がハーバード大学の留学生の受け入れを停止し、在学中の留学生の転校も命じ、年間約3200億円の助成金も凍結した。大学側は猛反発していて、連邦政府は差し止めの仮処分を出したが、攻撃は止まらない。コロンビア大学でも補助金が打ち切られ、研究者180人が解雇されたと報じられている。大学が標的となっている理由について専門家は、ただの教育政策ではなく政治的攻防であるなどと指摘した。矛先は大学だけでなく、政府効率化省が国家機能の弱体化を招くなどと懸念されている。さらに南アフリカのラマポーザ大統領との会談の場で白人が虐殺されていると映像まで流して主張した。しかしロイター通信が検証したところ、虐殺があったと主張した場所は別の国だった。白人迫害を訴え、支持層にアピールする狙いがあったと見られる。専門家は大統領権限でアメリカをどこまで変えられるか挑戦しているのではないかなどと話した。